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みんなのパンケーキ部のイベントで「パンケーキデイズ原宿」にみんなで行ってきました。 [レポート]

みんなのパンケーキ部主催の『行列のできる人気店「パンケーキデイズ原宿」にみんなで行こう!』に行ってきました。

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「パンケーキデイズ」といえば、行列ができる人気店。
そこに並ばずに入れて、しかも新作の試食までできてしまうというこのイベント。
どうしてこんなイベントをやってみようと思ったのでしょうか。

主催者のわいさかきさんは「みんなのパンケーキ部」でご活躍。たくさんのパンケーキのお店もいままで回られています。でも、今回のイベントでやってみたかったのは「1店を深く掘り下げる」ということ。
それで、さまざまなメニューを一度に楽しめる今回のようなイベントを開催したのだそう。

パンケーキデイズのコンセプトについて、広報の方からもお話がありました。
「パンケーキを使ってなにかみんながハッピーになれることができないか」そう考えて作られたのがパンケーキデイズ。五野マサヒロさんのイラストはたしかにハッピー感を盛り上げてくれています。

五野マサヒロさんのイラストは店内のさまざまな場所に。テーブルの上、ダクト、そしてなかにはテーブルの裏面にもあります。これは、子供が隠れたイラストを見つけて楽しんでもらうため。

ビュッフェは小さなピンチョス風パンケーキから始まりました。
そして、表情の焼印入りのパンケーキ、ハンバーグ、グリルチキン、サラダといったメニューが並びます。
食べ放題でも、クリームはだれるのでオーダー制というこだわりも。

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この小鉢に入っているのが、オーダーして出していただいたキャラメル・クリーム。ふわふわで、いかにも甘そうに見えますが、味は意外とほろ苦系。甘いパンケーキとよく合います。

そして、新作のエッグベネディクトの試食。パンケーキ屋さんなので、下はマフィンではなくパンケーキでした。

いろんなパンケーキが登場しましたが、一番私が好きだったのはカレーでした。
これをパンケーキにかけるのです。甘いものと辛いものって合うんですね。
パンケーキの顔にカレーをかけ、髪の毛や髭を描いている人多数。

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最後に登場したのが、名物のタワーパンケーキ! 普段は要予約のこのメニュー。そもそも8枚重ねじゃ、1人では食べきれないものね……。見られてよかった。

もうひとつ、見られてよかったものといえば、パンケーキに焼印を押すところ。

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今回はじっくり見られました。
長い棒のようなもので「じゅっ」と表情をつけていきます。


いままでお店の1つのメニューを食べただけでその店を知った気になってたのかもしれないなぁ。今回みたいに、1つのお店のいろんなメニューを食べる、というアプローチはまたやってみたいなと思いました。

おしまい。

■パンケーキデイズ原宿店
東京渋谷区神宮前6-6-2 原宿ベルピア 2F


浮世絵は江戸~大正という時代を切り取る道具だった!? ~川瀬巴水展@横浜高島屋ギャラリー~ [レポート]

横浜高島屋ギャラリーで開催中の「川瀬巴水展‐郷愁の日本風景‐」を観てきた。いやー、いい展示でした。
川瀬巴水は大正~昭和に活躍した浮世絵の版画師。「浮世絵」といっても、江戸時代からはかなり時代が進んでいるので、歌川広重や写楽のようなものを想像していると違いに面食らう。まず、構図の取り方がかなり西洋画っぽい。遠近感がある。そして、鮮やかな陰影やグラデーションがついている。この辺りの「あっ! 違う!」という感覚は、ぜひ本物を見て体感してほしい。今日、ここでしたいのはそういった絵そのものの話からはちょっと離れた話。

この川瀬巴水、大正~昭和まで幅広い時代を描いているのだが、戦後の作品になるとどうも題材の選定にキレがない。というよりも、戦後になると描かれる風景が「今もよく見る」ものになってしまう。日比谷図書館、増上寺、日本橋……。見慣れた風景が私の眼にはありきたりに映る。
では、戦前の題材はどうだったのか。こちらは自然風景がメインだった。目の前によくあるものを描いたという意味では戦後の作品と題材の取り方としては変わらない。なにがこの差を生んだのか。

取り入れた技法の意味だったんじゃないか。
と、私は考える。
戦前の作品が扱っているのは、浮世絵がよく扱ってきたモチーフだ。これに西洋画という全く異種の技法が入り込んでくることで、新鮮な印象を与えることができた。
対して、戦後の作品はビルなど近代的な建物や工業製品が描かれるが、この描き方は西洋画の手法を使って西洋画風に描いているだけだ。浮世絵という文脈から外れ、単に西洋画を版画にした作品になってしまったことが新鮮味に欠ける印象につながったのではなかろうか。

芸術というのはそれまでの文脈(型といってもいい)を踏襲しつつ、そこにまったく異質な文脈のものを少しだけ入れると新しいものに見えるのだろう。混ぜ具合には臨界点的なものがあり、あまりにもぶち込み過ぎると既存の他分野の劣化コピー作のようになってしまう。

では、芸術に流れている「文脈」は一度確立すれば永遠に有効なのか。私は時代によってある程度賞味期限が決まってしまうもののように思う。なぜ近代的なビルは浮世絵の中に入ると浮世絵にならなかったのか。今まで浮世絵で近代的なビルが描かれなかったからだ。

古典の歌舞伎や能の作品というのは、今までにないまったく新しい演出を考えるのが難しい。なぜなら「文脈」がもうこれ以上動かせない時代のものだからだ。たとえば歌舞伎の登場人物に戦隊物のような衣装を着せて、台詞を現代語に翻訳しなおして上演したとする。まったく新しい演出にはなるが、それを歌舞伎と呼んでくれる人はきっといない。
同じように、風景そのものが変わってしまった近代を浮世絵の手法で描き出すことはもうできない。

時代が変わってしまったら、それまでにあった「文脈」はもう使えなくなってしまうのだろうか。
私はそのヒントも川瀬巴水の作品にあるように思う。

川瀬巴水の作品を見たときに感じた「新しさ」。
それは、グラデーションや陰影の使い方ではなかったか。
横浜高島屋ギャラリーの展示では、川瀬巴水が用意した版をひとつひとつ刷って1枚の絵に仕上げていくさまがVTRになって流れている。それを見ていて気が付いたのは、川瀬巴水のグラデーションや陰影の付け方は、現代のイラストレーションでレイヤーを使ってグラデーションや陰影をつける工程とほとんど変わりないということだ。
つまり、川瀬巴水と同じ手法を使って描かれたイラストを現代の私たちは山のようにみている。
だから、その技法を見ても違和感を感じたりせず、むしろ「新しい」と感じたのだ。

たとえ、一見死んだ文脈に見える手法でも、現代で使われている手法を「つなぎ」として取り込めば、全く新しいアートとして成立する可能性があるのかもしれない。


■川瀬巴水展‐郷愁の日本風景‐
2014年03月19日(水)~03月31日(月)
横浜高島屋ギャラリー(8階)
一般=800円、大学高校生=600円、中学生以下無料

オフィシャル・サイト

佐賀を知るものたちよ、今こそここに来たれ!~ロマンシング佐賀コラボ考察~ [レポート]

六本木ヒルズ・ヒルズカフェで開催中の「ロマンシング佐賀」に行ってきました。
タイトルからもわかるように、ゲーム「ロマンシング サ・ガ」などで知られるスクエアエニックス社の「SaGa」シリーズと佐賀県がまさかの連携…いや、コラボレーションした企画。
筆者もSaGaシリーズの大ファン。早速、初日に行ってきました。SaGaサイドからのレポートはコアなゲームファンの方々にお譲りするとして、ここではローカル・カルチャー的な側面からこの企画を考察してみたいと思います。

■佐賀県といえば…???
そもそもなぜ佐賀県がSaGaシリーズとコラボする必要があったのでしょう。
そこで思い当たるのが「佐賀県には全国で知られるような名産・観光資源が少ない」ということです。
特産は?と聞かれて東京在住の私が思いつくのは「さがほのか」ぐらい。有明海苔は? うーん、福岡でも見るしな~。

実際、佐賀県にはどんな名産・観光資源があるのか調べてみると、以下のようなものがありました。
・米
・玉ねぎ(生産量全国2位)
・ミカン
・イチゴ
・海苔(生産量全国1位)
・佐賀牛
・嬉野茶
・カキ
・カニ
・イカ
・有田焼
・伊万里焼
・唐津焼

決してないわけではないのですが、いまひとつPR力が弱いんだなぁ…という印象です。
米は新潟などの東北地域には負けてしまうし、イチゴもイコール佐賀というよりは「あまおう」など品種がブランド化している印象だし…。
佐賀のブランドとして成功しているのは有田焼ぐらいかなぁ。

眼を九州の他県に向けてみると、佐賀県の焦りが見えてきます。
県産品がぱっと思いつかない県…数年前までは宮崎・熊本もその類に入っていました。
でも、宮崎は東国原知事によるPRでマンゴー・日向夏・鶏などのブランド化に成功し、熊本ではくまもんの活躍によって現在着々と県産品のブランド化が進行中。
こうした流れの中で「このままでは九州のなかで取り残されてしまう」という危機感があったのではないでしょうか。
そして、インパクトのある県PRの企画として浮かび上がったのが「ロマンシング佐賀」だったのではないでしょうか。

■コラボ企画のなかの佐賀県
では、「ロマンシング佐賀」のなかではどういうPRのされ方をしていたのか見てみましょう。
コーナーは3つに分かれて展開されていました。

・Cafeコーナー
 SaGaシリーズと佐賀の名産品とのコラボメニューをその場で食べられる。
 イカ、イチゴ、ミカン、海苔、鶏、れんこんをPR

・展示コーナー
 SaGaシリーズのキャラクター原画を手がけた小林智美氏のイラスト原画の展示、小林智美氏によるSaGaキャラクターの有田焼制作、SaGaドット絵のあしらわれた伊万里焼展示。
 有田焼、伊万里焼、諸富家具をPR

・物販コーナー
 SaGaシリーズとのコラボ品の販売。
 小城羊羹、佐賀牛、有田焼などのPR

諸富家具はPRとしてオリジナルの額も作っていました。(写真
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モダンで、他で見たことのないデザインだったので、こうした機会を通じて知ってもらえたのは良かったのではないかと思いました。
他のものも…佐賀を知るきっかけにはなっていたかと思います。ただし、どれも「きっかけ」にしかならない。
それが今回の企画の惜しいところだったように思います。

今回の企画はSaGaシリーズとのコラボということで、インパクトは大でした。
これをきっかけに「佐賀ってこんな名産品があったんだ」と知る人も増えたでしょう。
でも、一時的な効果しかない。展示が終わったらやがて忘れられてしまう。ロマサガ3のトレードでいうと効果は「スマイル」か「ささやかなプレゼント」ぐらい。わっと他に資金積まれてしまったらすぐ負けてしまう。

佐賀県をPRしていくのならば、もっと長期的にPRしていくことも必要と思われます。
ロマサガ3のトレードで効果的だったのも、こうした一時的な駆け引き技よりも地元の名産品会社同士が集まったグループ技でした。SaGaとの連携ももちろんいいのですが、こうした佐賀のいいものを作っているもの同士の連携ももっと進めてもよいのではないでしょうか。いや、これはゲームのやりすぎかしら・・・。


◎ロマンシング佐賀 Lounge
2014年03月13日(木)~03月16日(日)@ROPPONGI HILLS CAFE
・営業時間
2014年3月13日(木) 15:00~20:00
2014年3月14日(金) 11:00~20:00
2014年3月15日(土) 11:00~20:00
2014年3月16日(日) 11:00~15:00
・場所
hills café / space
東京都港区六本木6-10-1 ヒルサイド2F

ロマンシング佐賀 オフィシャル・ページ


スローライフ賛歌で思考停止しない「my home town わたしのマチオモイ帖」 [レポート]

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東京ミッドタウン・デザインハブ特別展として2014年3月23日まで開催されている「my home town わたしのマチオモイ帖」。タイトルからは「地方のスローライフ万歳」というニオイがする。けれど、この展示には大都会を紹介するマチオモイ帖もある。そうなのだ。この展示は「地方でのスローライフってやっぱりいいよね」で思考停止していない、もっと深い展示なのだ。展示を通して見えてきたものをまとめておきたいと思う。

■マチオモイ帖の始まり
会場で配布していたパンフレットによると、マチオモイ帖は2011年の4月に広島県因島重井町を紹介した「しげい帖」から始まったらしい。白い野の花が表紙で踊る、数十ページの小さな冊子。個人の視点で、自分にとって大切な町、大切な場所をガイドブックのように一冊にまとめたという点が新しかった。
震災をきっかけとした、地域のなかでの繋がりのあり方が見直される気風に乗って、マチオモイ帖は関西を中心に広がっていく。様々なクリエイターたちが、自分の生まれたマチや訪れたマチのマチオモイ帖を作っていった。
そして、その活動は2012年には全国的な活動へ。2014年の今回の展示ではその数800帖となるまでに成長した。

東北のマチオモイ帖
会場に入ってすぐのコーナーにあるのは被災地も数多くある東北のマチオモイ帖。飯館町、気仙沼、南相馬、三陸――新聞でその町の名を何度も見てきた町のものもある。

ナカムラユタカさんの作った「イイタテムラ帖」、「iitatemura帖」。ページをめくって現れたのは、幼い頃の思い出の写真の数々と、原発事故によってその町へと続く道が封鎖された写真だった。
個人の目に、あの事故がどう写ったのかを知ることができた。マスメディアによる再編集がないと、個人から直接話を聞いてきたような気持ちになる。

■同人誌見本市としても壮観
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会場はかなり広い。私自身そのなかを1時間かけて50冊近く手に取ったが、それでも全体の1/10程度だろう。そして驚くのが、その冊子のどれも既視感を感じさせない表現だったということだ。どれも違う。全部違う。写真、イラスト、タイポグラフィーに刺繍…。ああ、こんな方法があったか、と自分が同人誌を作るときに真似したくなるアイデアもたくさんあった。
にもかかわらず、言っていることは大体「海しかねー」「山しかねー」「住宅地しかねー」の三択に収まって いる。…なんだこのステレオタイプさは。こんなにもそれぞれ違った風景なのに、書いている当人は「どこにでもあるでしょ、この風景」と思ってしまうものらしい。いいところを苦心してみつけているのが笑える。故郷はそれくらい自分にとっては距離のない場所なのだろう。

■「何もない町」の未来
読んだ後に暗澹とした気持ちになったマチオモイ帖もある。伊藤恵さんによる三重県の「四日市帖」だ。
四日市――誰もがその名を知っている町。ただし「公害」、「ぜんそく」の町として。
彼女が見た四日市を一言で表すならば「諦め」だ。良いところを探そうとした。けれど、探しても探してもみつからなかった。冷たい眼差しなのではなく、内部の人間が愛をもって真っ直ぐにみつめた結果の「何もない」。この言葉は重い。さっきまでの「山しかない」と故郷を紹介するのとは、少しニュアンスが違う。

最近の四日市といえば「工場萌」の聖地としての立ち位置もあるではないか。外部の人間である私は言う。しかし、それも「廃墟だから、いつかはなくなる」と彼女は語る。その後に、何が残るのか。何もない。
ふと、軍艦島のイメージがよぎる。

四日市は、ご存知の通り高度成長期に石油を中心とした重化学工業地として発展した。その後、公害問題・バブル崩壊を経て市内産業における石油化学コンビナートの比重は低減の一途をたどる。しかし、製造品全体の出荷額そのものは平成15年以降増えている。(参考: pdf" target="_blank">http://www.einap.org/jec/committee/yokkaichi/policy_report_div3.pdf /  http://www.city.yokkaichi.mie.jp/new_multipurpose_project/basic_material.html )平成15年の1.7兆円規模に対し平成19年では2.7兆円規模。産業の空洞化が問題になるなかで、健闘している工業地に見える。それでも「何もない」と思わせてしまうのは、彼女が四日市に求めているものは既に喪われているからではないか。
「何もない」町でも昔からあった、人の繋がりや人に自慢できるちょっとお気に入りの場所。
時代が変わり、必要とされる産業が人が変わり、それまであったものがあっという間に流されて消えていく。

こういう町は、四日市に限らず日本中にあるだろう。マチオモイ帖を書いてもらっている町だって、オブラートに包まれているだけで根っこは四日市と大差ない状況かもしれない。

■気持ちが届いた先に――マチオモイ帖にできること
マチオモイ帖はなんのために作るのだろう?
このおかげで産業が生まれたり、観光地化したり…なんてことはほとんどないだろう。
むしろ、見えてくるのはそういったことだけがマチの良さを測る基準じゃないよね、ということだ。
大都市も地方の町もこの展示では同列だ。
地方だからダメ、大都市だからダメということはまったくなかった。

物事を判断するときに、定規が一つだとわかりやすい。
人は無意識のうちに「たった一つの定規」を求めてしまう。そして、それを使って判断することに慣れてしまう。
どれが一番いいマチオモイ帖だったか? 見れば見るほど選べやしないし、本来そうあるべきだったのです。


■my home town わたしのマチオモイ帖 東京・大阪展
東京ミッドタウン・デザインハブ特別展
2月28日(金)~3月23日(日)
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー5F

メビック扇町特別展
3月7日(金)~3月29日(土)
会場:クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック扇町 大阪市北区扇町2-1-7 関テレ扇町スクエア3F

オフィシャル・サイト

【双子の給水塔】駒沢給水塔を見学してきました [レポート]

駒澤大学と桜新町の間を歩いていると、思わぬものが目に入ることがあります。二つ並んだ大きなチェスの駒のようなフォルム――「双子の給水塔」の愛称で知られる駒沢給水塔です。

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ちょうどルークの駒みたい

普段は鍵がかかって中に入ることのできない駒沢給水塔。(昔は自由に入ることはできたけれど、地下鉄サリン事件以降、柵が周りに建てられたらしいです。…こんなところにも余波があったとは…。)
今回は「駒沢給水塔風景資産保存会」(コマQ)主催の見学会を通じて入場することができました。
コマQのみなさん、そして水道局のみなさん、ありがとうございます! 中に入るのは密かな夢でした…。

まずは、秋の紅葉を背景に映える給水塔の写真の数々をどうぞ。

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第1号給水塔

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第2号給水塔

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第2号給水塔を林の中から

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第1号給水塔と第2号給水塔

携帯カメラで適当にとっても絵になる美しさ、素晴らしいです。
この「双子の給水塔」の竣工は大正12年。建設中に関東大震災もありましたが、それにも負けない堅牢さを示しました。そして、災害時の給水拠点として現在も約3,200立方メートルの水を蓄えているとのこと。
まだ現役なのがぐっときます。双子さん、働き者。

「駒沢給水塔風景資産保存会」の方々は建築当初の写真や工事中の写真をたくさんお持ちでした。
竣工当初の給水塔は、門までがセットの装飾。球形の装飾電球がかわいい。

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左下の写真が竣工当初の給水塔。伝わるかな…?

パネルの写真の中にはありませんが、岡本八幡宮の写真がとりわけ印象的でした。
実は、岡本八幡宮の地下を、給水塔のパイプが通っているのです。
見せて頂いた岡本八幡宮の写真は緑が鬱蒼と茂るなかにぽつんと一つ鳥居だけがあって、昔ながらの「聖域」としての神社という印象でした。
神様も今までお守りしてくれてたのかもしれませんね。

このパイプの通り道となっているトンネルはいまでも見ることができるそう。
…ちょっと探してみようかな。

■駒沢給水塔風景資産保存会
http://setagaya.kir.jp/koma-q/



おまけだよ。


相馬野馬追を見てきました at 大井競馬場 [レポート]

私が「相馬野馬追」の存在を知ったのは、病院の待合室で流れていたNHKの番組がきっかけでした。
「相馬野馬追」とは甲冑姿でやる競馬のこと。国指定重要無形民俗文化財にも指定されている福島県南相馬市の伝統行事です。
病院の待合室で見ていた時は、字幕(検査内容の関係でほとんど見えない)と映像のみで音声は何もなかったので内容としてはわかったようなわからないような印象でしたが、甲冑姿で青草を走る姿は一瞬で私の心を捕らえてしまいました。
「これは本物が見てみたい」
そう思っていた矢先に大井競馬場になんとその「相馬野馬追」がやってくるという情報を入手。
これは行くっきゃない! いくつかの偶然にも恵まれて、当日、開催される大井競馬場に行くことができました。

「相馬野馬追」はレースの前のイベントとして行われました。
開催前に代表からの挨拶がありました。その時に、震災を指してか原発の事故を指してだったか忘れてしまいましたが「忌々しい」という言葉が出てきたのが印象的でした。恨んでも恨みきれない、物語にならない感情がそこには渦巻いていたように思います。

ほら貝を吹き、民謡を歌った後、いよいよレース開始。
背中に背負った大きな旗印は反対側のレーンにある観客席からもはっきり見えます。モニター双眼鏡に頼らずに初めからレースの様子が判るのは相馬野馬追ならではのいいところかも。あと、風の抵抗にレースが左右されるところも面白いと思います。特別レースみたいな感じで(発券もして)今後継続してやっても面白いんじゃないんでしょうか。なんて。
あっというまで、いい写真も撮れなかったので実際の様子はこちらをご覧ください。

■NHK NEWS WEB『復興願い競馬場で相馬野馬追』
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130929/k10014900191000.html

相馬野馬追を見るうえで、少し気になっていたのが病院の待合室で見た時に特集されていた騎手の方。
断トツの速さでゴールしていた姿が目に焼き付いていたのですが、今回のレースで拝見できるのかどうか・・・。
なんせ字幕があまり読めない状況だったので、ろくに名前もあまり覚えられていませんでした。
でも、今回のレースのゴール直前に猛然と追い込む馬の上に、あの映像で見たのとよく似た白い鉢巻姿の騎手の方を見ました。
最後に追い込んで、追い込んで、ゴールの直前で前の馬を追い抜いて1着!

騎手の名は星秀正さん。きちんと調べることができました。
東京シティ競馬 『「相馬野馬追」甲冑競馬を実演!』
http://www.tokyocitykeiba.com/news/1495

今回の競馬で、黒地に白鷺の旗を背負い、ゴール直前で1位に躍り上がった馬の騎手の方です。
そして、以前のNHKの特集番組で、相馬野馬追が好きだった妻の為に、津波で妻を亡くした今も続けている姿がクローズアップされていた方です。

星さん、強いやねぇ。
敵わんわ。

タグ:相馬野馬追

板橋区立美術館の「2013イタリア・ボローニャ 国際絵本原画展」をみてきた。 [レポート]

…ぐずぐずしている間に会期が迫ってきてしまっているじゃないか…。
急げや急げ!

というわけで、見崎彰広さんの作品も入選している板橋区立美術館の「2013イタリアボローニャ 国際絵本原画展」をみてきました。
「絵本作家の登竜門」的な位置付けらしく、入選作は今までに見たことのないタイプの絵本であることが多かったです。

私が見て好きだった作品は…。

・浦島太郎をポップアート風に描いた絵本
 乙姫がリトルマーメイドに出てきた悪いほうの人魚みたいだったり、全然日本昔話的な臭いがしない表現がいいな、と思いました。
 そして、手に取った方はぜひ最後の1ページをめくってほしい。

 そうきましたかっっ!!!

 という、驚きの展開が待っていました。

・ゴリラと鳥ののほほんとした日々をパッチワークで表現した絵本
 すごくほっとするあたたかみ。布の色合いも子どもの頃使ってた、洗濯したてのハンカチみたいでよいんですよ。
 鳥がまた鳩サブレ程度に鳥とわかる柔らかい表現で。

・夜の街にロボットかなんかが現れている絵本
 たぶん、夜の工場とか好きな人はぐっとくる色使い。闇の青と、そこに灯る煌々とした光のコントラストが美しい。
 日常に不思議が紛れ込んでいる世界観も良かったです。

他にもあったはずだけど、今印象に残っているのはこの3作です。
気に入ったイラストレーターさんは記録しておくべきところなのですが、今回の展示では一覧表がないそうで…。名前がなくてすみません。

そして、見崎彰広さんの絵とドキュメント映像。

絵はホームページで拝見したことのある絵でした。そうそう、この絵を見て挿絵お願いしたいな、と思ったのでした。
原画だと、細部が見えて良いですね。プールの絵が、箱が明るいというか、ウェブで見たときよりも奥行きを感じました。

ドキュメント映像では、審査の模様が映されていました。
コミケの売り子いないバージョン状態の長机が多数置かれたフロアを審査員が歩き回って、これは、というものについてコメントしていく形式。
そのスタスタ歩いていく速さにびっくり。審査ってこんなに速くやるものなのね。じっくり見ないのね。
っていうか、この速さで見て、なおかつ心にピンとくる力のない作品じゃなきゃ、入選なんかできないっちゅうことなんだわね。

そうやってすごい速さで通り過ぎていくなかで、審査員が足を止めて、作品を大絶賛しだした、それが見崎さんの作品でした。
すごいなぁ。

「2013イタリア・ボローニャ 国際絵本原画展」は8/11まで!
興味のある方はこの週末にどうぞ~!

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チケットだって、かわいいんだから!

■板橋区立美術館 「2013イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」
http://www.itabashiartmuseum.jp/art/schedule/now.html

2013年6月29日(土)~8月11日(日) 一般650円 高・大生450円 小・中学生200円
都営地下鉄三田線 西高島平駅から徒歩13分

■『アバラスド旅行記』制作中。挿絵の見崎彰広さんの絵が板橋美術館に!
http://fukamori-kaen.blog.so-net.ne.jp/2013-07-13

いまさらですが、誕生日に立佞武多を見ました [レポート]

さる5月のわたくしめの誕生日…実はこの日、青森で立佞武多(たちねぷた)を見ていました。
今年の誕生日は、この「立佞武多に出会うことができた」ということが一番いいプレゼントだったなぁと思います。

立佞武多とはなんぞや、という人も多いと思うので、まずは見てもらいましょう。
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下から見上げている写真ですが、この佞武多、実は高さ20メートル以上あるんです!

まだ道が狭かった時代に、佞武多が縦に縦に大きくなっていったのが立佞武多。
その後、電線や電柱が多くなると立佞武多は一時期姿を消しますが、
1993年に当時の図面がみつかって復活するにいたったとか。
それにしても大きい。

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背景の建物の階数と比べても、いかに大きいか実感できると思います。

ちなみにこの写真の立佞武多のタイトルは「鹿嶋大明神と地震鯰」。
地震を起こすと言われる鯰(なまず)を、地震抑えの神様・鹿島大明神が要石で押さえようとしているところです。
鹿島大明神と要石は茨城県の鹿島神宮にお祀りされているのでご存知の方も多いことでしょう。
震災の翌年に制作されたというこの作品からは強い願いを感じました。その想いの強さみたいなものが伝わってきて、思わず涙が出そうになりました。

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裏面には「復興祈願」の文字が。

さて、この立佞武多、気になるのは「これだけ大きな制作物をどうやって原画通りに再現しているのか」ということ。
訪れた「立佞武多の館」の説明によると「パーツに分解して、組み立てる」らしいのだけど、パーツも相当な大きさのはず。正直、どのあたりになるかパーツだけ見てもわからないくらい大きいでしょう。
CADとか3Dプリンター的ななにかで、図面を起こしてそれを元にしてるのかな?…なんて想像をしましたが、そんなことはどこにも書いておらず、Webで調べた結果にはどこも「手作業で骨組みを作る」としか書かれていません。
…もしかして、本当に職人さんの手作業のみなの!?

びっくりすることが多い立佞武多の世界、もっと詳しく知ってみたくなりました。




いまさらですが、大阪文学フリマのこと [レポート]

大阪文学フリマから早いもので2か月経ちましたね。
かなりいまさらですが大阪文学フリマのことを少し記録に残しておきます。
(…最早、記録というより記憶に残ったことを書いているだけなのだがね…。)

あれだけ前回、午後から参加はもうしまい、と思っていたのに実は今回も午後から参加になってしまいました。
…本当は、1か月前にどかどかいろんな執筆のお誘いや別件の仕事がやってきたときに参加棄権するのが妥当な判断だったんだろうね…。でもね、行きたかったのよ、大阪文フリ。

会場に着いてみると、東京開催と比べて遜色ない入場者数!…いや、人口密度だけ比べたら東京のときよりも多かったかも。
お客さんは、普段文芸系のことや同人誌が好き、というお客さんよりも「近所で面白そうなお祭りやってたから」というノリで足を運んでくれたお客さんが多かったような印象。
「同人誌を手にすること自体初めて」というお客さんも結構いた。

でも、楽しみでしょうがなかった人もいたんだろうなーと思うようなエピソードも。

終了間際にブースに来てくれたお客さんは、何も言わずにその後会場の片付けを手伝ってくれた。
ありそうでなかった終了後の交流会では、運営スタッフのみなさんが足りないお菓子お茶を買いに何度も走ってくれた。

作品買ってくれたお客さんが私のこと覚えてくれていて、交流会で話しかけてもらえたのも嬉しかったなぁ。


大阪で開催すると、参加者の居住地の中心が当然ながら大阪になるわけで、
そうすると東京も遠方の一地方都市でしかないわけで、
「私の知ってる『東京』とあなたの知ってる『東京』は別物なんだろうね」
なんて話も飛び出して、
ただの一人のよそ者として大阪にいるのは、一つ世界が大きくなる経験でした。


大阪文学フリマで出会ったみなさん、ありがとうございました!

昨年お世話になったみなさんでクロスワード [レポート]

少々遅ればせながら、新年のご挨拶です。
今年はクロスワード。
お年玉年賀はがきの抽選日である1/20(日)までに、すべて穴を埋められた方にはお名前に使われている文字がすべて入った挨拶句…ならぬ挨拶短編小説プレゼントいたします。
(クロスワードの画像そのものも1/20までの公開とさせていただきます)

<ここにクロスワードの画像がありました>

昨年は本当に様々な人々との出会いがあり、自分にとっても大きな転機となった一年間でした。
出会えたご縁を大切にしながら、今年は一歩踏み込んだ活動をしていきます!

今年もよろしくお願いいたします。

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