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チューリップ畑の真ん中で白狐が踊っているよ [日記]
「祭り」といっても、ここでの主役は神輿でも屋台でもなく花だった。
視界の端まで続くチューリップ畑。これがこの祭りのメイン。
大人も子供も老人も、思い思いの速度で歩き、祭りを楽しんでいる。開花を祝う祭りならではの、人混みのない、穏やかな光景だった。
花畑には羽村堰から取水したと思われる水路が中央に一本流れている。この水は畑に潤沢に行き渡っているようで、畑はどこを歩いていても靴が沈む。それほど土が水を含んでいて柔らかいのだ。
ふと辺りを見回して、どの畑も正方形のかたちをしていることに気付く。
『ここは水田だった場所なんだ』
私は後ろを振り返った。そこには青々とした稲の苗が、視界いっぱいに広がっているはずだった。苗の上を風が渡っていく姿も見えるずだった。
今、その場所にあるのは一面のチューリップ畑だった。赤、白、黄色だけじゃない。鮮やかな流行の口紅を思わせる桃色のものや、芍薬を真似してパニエをこんもり詰めたドレスのような豊かな花弁を振りまいているものもあった。
たくさんのチューリップが、どこまでも続いて、頭を並べて揺れている。
花畑を歩いていると、どこからか軽やかな笛の音が聞こえてきた。
畑の中央でお囃子をやっているのだ。すぐ側に「○○囃子保存会」という幟旗(のぼりばた)が見えた。狭い畦道をいっぱいに使って白狐と人間らしき人が舞いながらなにかやりあっている。
教科書のなかでしか見たことのない風景だった。
そう、私が知っていたのは、青い苗が揺れる田園の真ん中に笛の音が響く絵だったけど。それは稲が無事に育つことを祈るための舞だった。
白狐は畦道の上を、右に左に跳び上がる。
チューリップ畑の真ん中を、白狐が踊っているのだ。
お囃子の音も、白狐の舞も、きっとその当時から変わらない。
でも、そこにかつてあった青田の風景は背景にない。
しかし案ずるなかれ。ただ、その目的が、豊作を願うことではなくて、開花を喜ぶことに替わっただけのことだ。
■羽村市|はむら花と水のまつり
http://www.city.hamura.tokyo.jp/0000000957.html
ようやくと…「ゆく河の舟で三三九度」第三話アップしました [活動情報]
とっても間が空いてしまい、本当に申し訳なかったです。
以前のアップ日がまだ夏の日付で、我ながらぞっとしました。。
ようやくと、「ゆく河の舟で三三九度」の第三話アップです!
■パブー
http://p.booklog.jp/book/25860
■ノベリスト
http://novelist.jp/52247.html
今回のお話の見どころは…あの人の職業が明らかになったということですかね。
あと、カメラのこと調べてたら楽しくなっちゃって、その辺りのことがお話にふんだんに入っています。
時間はかかってしまったけれど、お話の「骨」の部分も組み立てなおしたので、前より登場人物やストーリーはしっかりしたはず。
ぜひ読んでくださいな。
以前のアップ日がまだ夏の日付で、我ながらぞっとしました。。
ようやくと、「ゆく河の舟で三三九度」の第三話アップです!
■パブー
http://p.booklog.jp/book/25860
■ノベリスト
http://novelist.jp/52247.html
今回のお話の見どころは…あの人の職業が明らかになったということですかね。
あと、カメラのこと調べてたら楽しくなっちゃって、その辺りのことがお話にふんだんに入っています。
時間はかかってしまったけれど、お話の「骨」の部分も組み立てなおしたので、前より登場人物やストーリーはしっかりしたはず。
ぜひ読んでくださいな。
春の夜の水 [日記]
溜まった風呂水を抜く午前様。もう設定温度42℃でも長く浸かれる季節になった。排水溝はきゅうきゅうと鳴いている。でも、私はまだこれから食器を洗わなければならない。
今日の仕事は長くかかった。ついに今日、返信できなかったメールのことを思い出す。退職の件は、結局客先にも伝えたとのことだった。ここ数日で、妙に優しくなった客先の社員の顔がよみがえる。仮面が剥げ落ちて、急に人間らしい表情になったように見えた。どうして人間というのは、一番最後にならないとただの人間としての面を見せてくれないのだろう。
でも、私はこれから食器を洗わなければならない。眠たい目をこすると、まぶたが消しゴムのカスになって落ちてくる。蛇口をひねると透明の針金が流し台で鼓笛を打つ。皿を差しこんで、それが流れる水と知る。飛び散る、飛び散る。洗い終えた皿を籠に入れる。毎日変わらない、無我の時間。やりたい、やりたくないを考えていては次の皿が洗えない。
昨日と今日の差がどこにあるか。
「diff 昨日 今日」のコマンドを実行できるなら、私はきっと無量の桜吹雪を手に入れることができるだろう。
しかし、問題はそういうことではない。自分にとって、何が分かれ目なのか、ということだ。
次の季節は、一体どうやって訪れてくるものなのか。
水道の水が冷たくなった。溜まった食器を洗う午前様。誰も起きてはいないのだ。ひっそりとした台所に、私の鼓笛隊がボレロの前奏を打ち続けている。真夜中の低くなった気温。その中で伝わってきた、土の中の、奥深い地下から汲み上げられた、水の生命がふと顔を現した。
『まだこの水は脈を持っている』
他に誰も息づいている者はいない。冬眠からひとり目覚めてしまった熊の心地だった。私は真珠の首飾りを眺めるように、手に水を絡め取った。
春は来ていた。
清廉な香りがする。真夜中の、水道から流れてきたのは紛れもなく春の雪解け水だった。
今日の仕事は長くかかった。ついに今日、返信できなかったメールのことを思い出す。退職の件は、結局客先にも伝えたとのことだった。ここ数日で、妙に優しくなった客先の社員の顔がよみがえる。仮面が剥げ落ちて、急に人間らしい表情になったように見えた。どうして人間というのは、一番最後にならないとただの人間としての面を見せてくれないのだろう。
でも、私はこれから食器を洗わなければならない。眠たい目をこすると、まぶたが消しゴムのカスになって落ちてくる。蛇口をひねると透明の針金が流し台で鼓笛を打つ。皿を差しこんで、それが流れる水と知る。飛び散る、飛び散る。洗い終えた皿を籠に入れる。毎日変わらない、無我の時間。やりたい、やりたくないを考えていては次の皿が洗えない。
昨日と今日の差がどこにあるか。
「diff 昨日 今日」のコマンドを実行できるなら、私はきっと無量の桜吹雪を手に入れることができるだろう。
しかし、問題はそういうことではない。自分にとって、何が分かれ目なのか、ということだ。
次の季節は、一体どうやって訪れてくるものなのか。
水道の水が冷たくなった。溜まった食器を洗う午前様。誰も起きてはいないのだ。ひっそりとした台所に、私の鼓笛隊がボレロの前奏を打ち続けている。真夜中の低くなった気温。その中で伝わってきた、土の中の、奥深い地下から汲み上げられた、水の生命がふと顔を現した。
『まだこの水は脈を持っている』
他に誰も息づいている者はいない。冬眠からひとり目覚めてしまった熊の心地だった。私は真珠の首飾りを眺めるように、手に水を絡め取った。
春は来ていた。
清廉な香りがする。真夜中の、水道から流れてきたのは紛れもなく春の雪解け水だった。
春だ。君、私とお好み焼きの話をしよう。 [日記]
ほんとは「ゆく河の舟で三三九度」の完結と、その後の文学やり直し60冊だけに力を注ぐのが筋なのだろうけれど、「一つのことに集中する」というのは、実は案外効率が悪いので日記を少し書きながら進めることにした。
「思考の整理学」(著=外山滋比古・ちくま文庫)のなかでも書かれていることだけど、「ひとつだけでは、多すぎる。ひとつでは、すべてを奪ってしまう」のよね。

というわけで、最近行ったお好み焼き屋の話。
グランデュオ立川の「なんばん亭」に行ってきた。
■食べログ|なんばん亭 グランデュオ立川
http://r.tabelog.com/tokyo/A1329/A132901/13129162/
正直、そんなに期待はしていなかった。なんせ、デパートのレストラン街に入っている店だし。
店の中に入れば、系列店の紹介がされている。チェーンかぁ。食べる前から味が見えてしまった気がしていた。この時までは。
オーダーを入れると、間もなく店員がお好み焼きのタネを持ってお好み焼きを焼きに来た。
じゅわっと音を立てて鉄板の上に黄色い円がのびてゆく。
…意外と小さい。私はもっと大判の、フライパンいっぱいになるような大きさのお好み焼きを想像していた。これじゃ、お腹いっぱいにならないよ…。
「焼きあがるまでこちらで調理しますのでこのままお待ちください」
そんな私の心配をよそに、店員はいったん去った。
10分ほど経って、店員が戻ってきた。大きめのテコを手に調理を始める。
まずは端から。少し折り返してお好み焼きを四角い形にする。折り返し方が丁寧だ。飴細工でも扱っているような繊細な手つきで、一辺ずつ折り返す。
そして、一気にひっくり返す。更に端を整え、真四角のお好み焼きが整形された。端を折り込んでいるためか、厚みがあり、中央に向かってこんもり盛り上がっている。
できを確かめると、店員はコテについた油を布で拭った。まるで、刀についた血しぶきをぬぐう武士のように。そして、きれいになったコテを腰元の道具入れに「すちゃっ」と収めた。まるで、西部劇のガンマンのように。
私は一連の動作の美しさに感動していた。一つ一つの動きにプロとしてのたしなみが感じられた。先ほどまで持っていた先入観は消えていき、期待が膨れ始めていた。
やがて、お好み焼きが焼き上がり、ソースをかける段階となった。店員はマヨネーズの容器を持つと、素早い動作でそれを振った。鉄板のはるか上から、金糸のような線があっというまに細いストライプ模様になってお好み焼きの上に描かれた。まばたきするぐらいの時間だ。あまりの鮮やかな手さばきに、思わず声が出た。
店員はニコリともせずに、お好み焼きを切り分ける作業に入る。じゃっ、じゃっ、と均等な大きさの四角に分かれていく。…切り分けてみると、意外と大きい。さっきまで小さく見えていたお好み焼きと同じサイズにはとても思えない。
「どうぞお召し上がりください」
その言葉を合図に、できあがったお好み焼きに箸を伸ばす。
なんだこれは。うまい。うますぎる。お好み焼きの概念が変わる。焼き方で、こんなに味が変わるものなのか。
ふわふわした食感ながら肉厚のお好み焼きは、今まで食べたお好み焼きと同じ部分を持ちながら味が全く異なっていた。たとえて言うならば、一人の女性の小学校時代と20代半ばの黄金時代くらいに違う。
プロの技を目の当たりにした瞬間だった。
結局、お腹いっぱい食べて飲んでもお会計は3000円を少し出たくらい。
また行きたい、いいお店でありやした。
------------------
お好み焼きについて言葉を並べると、自分が書いた「お好み焼き屋」という詩のことを思い出す。
鉄板の火が止まった後の、その余熱でお好み焼きを焦がしてしまう男が主人公。
火を止めるタイミングを逃したのは、たったひとりで焼いていたから。
いま、この詩が自分の身に積まされている。
鉄板に火はまだついているのか、それとも火を止めた後の余熱が残っているだけなのか。
私の小説への情熱は、まだ生きているのか。
今は毎日自分に問いかけながら、文章を綴っている。
「思考の整理学」(著=外山滋比古・ちくま文庫)のなかでも書かれていることだけど、「ひとつだけでは、多すぎる。ひとつでは、すべてを奪ってしまう」のよね。

というわけで、最近行ったお好み焼き屋の話。
グランデュオ立川の「なんばん亭」に行ってきた。
■食べログ|なんばん亭 グランデュオ立川
http://r.tabelog.com/tokyo/A1329/A132901/13129162/
正直、そんなに期待はしていなかった。なんせ、デパートのレストラン街に入っている店だし。
店の中に入れば、系列店の紹介がされている。チェーンかぁ。食べる前から味が見えてしまった気がしていた。この時までは。
オーダーを入れると、間もなく店員がお好み焼きのタネを持ってお好み焼きを焼きに来た。
じゅわっと音を立てて鉄板の上に黄色い円がのびてゆく。
…意外と小さい。私はもっと大判の、フライパンいっぱいになるような大きさのお好み焼きを想像していた。これじゃ、お腹いっぱいにならないよ…。
「焼きあがるまでこちらで調理しますのでこのままお待ちください」
そんな私の心配をよそに、店員はいったん去った。
10分ほど経って、店員が戻ってきた。大きめのテコを手に調理を始める。
まずは端から。少し折り返してお好み焼きを四角い形にする。折り返し方が丁寧だ。飴細工でも扱っているような繊細な手つきで、一辺ずつ折り返す。
そして、一気にひっくり返す。更に端を整え、真四角のお好み焼きが整形された。端を折り込んでいるためか、厚みがあり、中央に向かってこんもり盛り上がっている。
できを確かめると、店員はコテについた油を布で拭った。まるで、刀についた血しぶきをぬぐう武士のように。そして、きれいになったコテを腰元の道具入れに「すちゃっ」と収めた。まるで、西部劇のガンマンのように。
私は一連の動作の美しさに感動していた。一つ一つの動きにプロとしてのたしなみが感じられた。先ほどまで持っていた先入観は消えていき、期待が膨れ始めていた。
やがて、お好み焼きが焼き上がり、ソースをかける段階となった。店員はマヨネーズの容器を持つと、素早い動作でそれを振った。鉄板のはるか上から、金糸のような線があっというまに細いストライプ模様になってお好み焼きの上に描かれた。まばたきするぐらいの時間だ。あまりの鮮やかな手さばきに、思わず声が出た。
店員はニコリともせずに、お好み焼きを切り分ける作業に入る。じゃっ、じゃっ、と均等な大きさの四角に分かれていく。…切り分けてみると、意外と大きい。さっきまで小さく見えていたお好み焼きと同じサイズにはとても思えない。
「どうぞお召し上がりください」
その言葉を合図に、できあがったお好み焼きに箸を伸ばす。
なんだこれは。うまい。うますぎる。お好み焼きの概念が変わる。焼き方で、こんなに味が変わるものなのか。
ふわふわした食感ながら肉厚のお好み焼きは、今まで食べたお好み焼きと同じ部分を持ちながら味が全く異なっていた。たとえて言うならば、一人の女性の小学校時代と20代半ばの黄金時代くらいに違う。
プロの技を目の当たりにした瞬間だった。
結局、お腹いっぱい食べて飲んでもお会計は3000円を少し出たくらい。
また行きたい、いいお店でありやした。
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お好み焼きについて言葉を並べると、自分が書いた「お好み焼き屋」という詩のことを思い出す。
鉄板の火が止まった後の、その余熱でお好み焼きを焦がしてしまう男が主人公。
火を止めるタイミングを逃したのは、たったひとりで焼いていたから。
いま、この詩が自分の身に積まされている。
鉄板に火はまだついているのか、それとも火を止めた後の余熱が残っているだけなのか。
私の小説への情熱は、まだ生きているのか。
今は毎日自分に問いかけながら、文章を綴っている。
文学の醍醐味を味わえる名作を教えてください [レポート]
先日、Twitterとmixiでこんな募集をしました。
これに対して、本当に本当に多くの方が拡散してくれたり、おすすめを教えてくれました。
みなさん「学び直し」というところに気を使ってくださったようで、王道すぎるところは外して教えてくださったのがとても嬉しかったです。また、「それでもこれがいいんだよ」と教えてくださった王道の小説は、それはそれ、誰が、何度読んでも間違いないね、というタイトルのものが集まっていておもしろい内容になりました。
せっかくこんなにたくさんいい本を教えてもらったのに、自分だけが知っているのはもったいない!と思い、こうしてブログのなかでまとめてみることにしました。
なお、文中の小説に対する解説は、教えて頂いたときの説明や自分で調べた結果を元に、私が書いています。
また、この記事は私の備忘録としての役割もあるため、教えて頂いたものだけでなく、自分が読む予定の本も含まれています。
それでは、前置きはこの辺にして。
■『学問』/山田詠美
山田詠美読むならこれ。
■庄野潤三
小説をあまり読まない物書きさんが、唯一小説ですごいと思った人。描写がすごいらしい。
■『戦争の法』/佐藤亜紀
文学に対しての真っ直ぐな表明。『バルタザールの遍歴』もよさそう。
■『IT』/スティーブン・キング
■『知と愛』/ヘルマン・ヘッセ
『シッダールタ』以降の作品。
■『大菩薩峠』/中里介山
1913年~1941年に都新聞・毎日新聞・読売新聞などに約30年にわたり連載された長編時代小説。話は幕末から明治に入らずに架空の世界へと迷い込み、作者の死とともに未完に終わった。最長の小説を目指して書かれており、同時代では菊池寛、谷崎潤一郎、泉鏡花、芥川龍之介らが賞賛した。
■『1973年のピンボール』/村上春樹
春樹読むならこれ。
■『カラマーゾフの兄弟』/ドストエフスキー
■『宣告』/加賀乙彦
「あす、きみとお別れしなければならなくなりました」
■『ドグラ・マグラ』/夢野久作
■『哲学者の密室』/笠井潔
現象学的本質直感によって密室ばかりか、その背後の「死の哲学」の謎をも解き明かしていくミステリー。
■『芋虫』/江戸川乱歩
■『僕は模造人間』/島田雅彦
■『天皇の世紀』/大佛次郎
幕末維新を舞台にした時代小説。
■『ラーラはただのデブ』/シェリー・ベネット
鬱要素満載の青春小説だが、最後は不思議と明るめに締めくくられる名作。
タイトルになっている時点でただのデブじゃないと思う。
■『クオ・ワディス』/シェンキェヴィチ
ローマ皇帝ネロの統治時代を描いた作品。ノーベル文学賞受賞者。
■志賀直哉
短編小説の神様。話は初期のほうがおもしろいけど、後期の情景描写ばかりの作品も味わい深い。
■『堕落論』/坂口安吾
歴史を突き放してみつめた安吾の評論集。
■『モモ』/ミヒャエル・エンデ
■『ホテル・ニューハンプシャー』/ジョン・アーヴィング
ホテル経営を目指す父とその家族の話。究極のおとぎばなし。
■『ブリキの太鼓』/ギュンター・グラス
言葉のリズムがおそろしく良い。
■『百年の孤独』/ガルシア・マルケス
10ページ読んでだめだと思ったら諦めること。
■『ムントゥリャサ通りで』/ミルチャ・エリアーデ
■『やし酒のみ』/チュツオーラ
池澤夏樹個人編集世界文学全集の第一巻に入っている。
■『痴人の愛』/谷崎潤一郎
■『壁』/安部公房
■『遮光』/中村文則
闇、喪ったものを繰り返し書く作家。芥川賞候補作。
■『家守綺譚』/梨木香歩
2005年本屋大賞ノミネート作品。舞台は著者の作品には珍しく100年前。
■『昔日の客』/関口良雄
古本屋の店主関口良雄氏による遺稿集の復刻版。しずかな味わい。
■『嵐が丘』/エミリー・ブロンテ
軸はラブストーリー。
■『蛍坂』/北森鴻
旨い料理とミステリー。短編オムニバス。
■『こころ』/夏目漱石
■『斜陽』/太宰治
■『細雪』/谷崎潤一郎
■『雪国』/川端康成
■『愛と死』/武者小路実篤
「人生にどうして死という馬鹿なものがあるのか」
■『銀河鉄道の夜』/宮沢賢治
■『風の歌を聴け』/村上春樹
「小説を書くことの意味を見失った時この文章を思い出し勇気付けられた」と本人が言っている。群像が初出。
■『城の崎にて』/志賀直哉
短編小説。首に串が刺さった鼠。
■京極夏彦
ミステリーならこれやで。
■堀江敏幸
いっぱい賞取ってる。著作より選考委員で名前見たことあったのかも。
■『春琴抄』/谷崎潤一郎
■『点と線』/松本清張
----
とりあえずこの辺で。
また少し追記するかもしれません。
自分じゃ絶対こんな本みつけられなかったな、という本がそろって、とても感謝しています。
ありがとうございました! がっつり読ませていただきます。
kaenfukamori【緩募】文学を一から学び直そう、としてます。そこで、みなさんが思う、文学の醍醐味を味わえる、一生に一度は読んでおいたほうがいい名作を教えてください。もう一度、心の底から「文学っていいな」と思ってみたいのです。60冊ぐらい読む目標です。よろしくお願いします。02/14 23:20
これに対して、本当に本当に多くの方が拡散してくれたり、おすすめを教えてくれました。
みなさん「学び直し」というところに気を使ってくださったようで、王道すぎるところは外して教えてくださったのがとても嬉しかったです。また、「それでもこれがいいんだよ」と教えてくださった王道の小説は、それはそれ、誰が、何度読んでも間違いないね、というタイトルのものが集まっていておもしろい内容になりました。
せっかくこんなにたくさんいい本を教えてもらったのに、自分だけが知っているのはもったいない!と思い、こうしてブログのなかでまとめてみることにしました。
なお、文中の小説に対する解説は、教えて頂いたときの説明や自分で調べた結果を元に、私が書いています。
また、この記事は私の備忘録としての役割もあるため、教えて頂いたものだけでなく、自分が読む予定の本も含まれています。
それでは、前置きはこの辺にして。
■『学問』/山田詠美
山田詠美読むならこれ。
■庄野潤三
小説をあまり読まない物書きさんが、唯一小説ですごいと思った人。描写がすごいらしい。
■『戦争の法』/佐藤亜紀
文学に対しての真っ直ぐな表明。『バルタザールの遍歴』もよさそう。
■『IT』/スティーブン・キング
■『知と愛』/ヘルマン・ヘッセ
『シッダールタ』以降の作品。
■『大菩薩峠』/中里介山
1913年~1941年に都新聞・毎日新聞・読売新聞などに約30年にわたり連載された長編時代小説。話は幕末から明治に入らずに架空の世界へと迷い込み、作者の死とともに未完に終わった。最長の小説を目指して書かれており、同時代では菊池寛、谷崎潤一郎、泉鏡花、芥川龍之介らが賞賛した。
■『1973年のピンボール』/村上春樹
春樹読むならこれ。
■『カラマーゾフの兄弟』/ドストエフスキー
■『宣告』/加賀乙彦
「あす、きみとお別れしなければならなくなりました」
■『ドグラ・マグラ』/夢野久作
■『哲学者の密室』/笠井潔
現象学的本質直感によって密室ばかりか、その背後の「死の哲学」の謎をも解き明かしていくミステリー。
■『芋虫』/江戸川乱歩
■『僕は模造人間』/島田雅彦
■『天皇の世紀』/大佛次郎
幕末維新を舞台にした時代小説。
■『ラーラはただのデブ』/シェリー・ベネット
鬱要素満載の青春小説だが、最後は不思議と明るめに締めくくられる名作。
タイトルになっている時点でただのデブじゃないと思う。
■『クオ・ワディス』/シェンキェヴィチ
ローマ皇帝ネロの統治時代を描いた作品。ノーベル文学賞受賞者。
■志賀直哉
短編小説の神様。話は初期のほうがおもしろいけど、後期の情景描写ばかりの作品も味わい深い。
■『堕落論』/坂口安吾
歴史を突き放してみつめた安吾の評論集。
■『モモ』/ミヒャエル・エンデ
■『ホテル・ニューハンプシャー』/ジョン・アーヴィング
ホテル経営を目指す父とその家族の話。究極のおとぎばなし。
■『ブリキの太鼓』/ギュンター・グラス
言葉のリズムがおそろしく良い。
■『百年の孤独』/ガルシア・マルケス
10ページ読んでだめだと思ったら諦めること。
■『ムントゥリャサ通りで』/ミルチャ・エリアーデ
■『やし酒のみ』/チュツオーラ
池澤夏樹個人編集世界文学全集の第一巻に入っている。
■『痴人の愛』/谷崎潤一郎
■『壁』/安部公房
■『遮光』/中村文則
闇、喪ったものを繰り返し書く作家。芥川賞候補作。
■『家守綺譚』/梨木香歩
2005年本屋大賞ノミネート作品。舞台は著者の作品には珍しく100年前。
■『昔日の客』/関口良雄
古本屋の店主関口良雄氏による遺稿集の復刻版。しずかな味わい。
■『嵐が丘』/エミリー・ブロンテ
軸はラブストーリー。
■『蛍坂』/北森鴻
旨い料理とミステリー。短編オムニバス。
■『こころ』/夏目漱石
■『斜陽』/太宰治
■『細雪』/谷崎潤一郎
■『雪国』/川端康成
■『愛と死』/武者小路実篤
「人生にどうして死という馬鹿なものがあるのか」
■『銀河鉄道の夜』/宮沢賢治
■『風の歌を聴け』/村上春樹
「小説を書くことの意味を見失った時この文章を思い出し勇気付けられた」と本人が言っている。群像が初出。
■『城の崎にて』/志賀直哉
短編小説。首に串が刺さった鼠。
■京極夏彦
ミステリーならこれやで。
■堀江敏幸
いっぱい賞取ってる。著作より選考委員で名前見たことあったのかも。
■『春琴抄』/谷崎潤一郎
■『点と線』/松本清張
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とりあえずこの辺で。
また少し追記するかもしれません。
自分じゃ絶対こんな本みつけられなかったな、という本がそろって、とても感謝しています。
ありがとうございました! がっつり読ませていただきます。
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